【村山 早紀さん特集】
「百科の魔法」が2018年の本屋大賞候補に
ノミネートされた村山早紀さんの作品を紹介。
優しく胸が温かくなるようなストーリーが持ち味です。
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『桜風堂ものがたり』
万引き事件がきっかけで、
長年勤めた書店を辞めることになった青年。
しかしある町で訪れた書店で、
彼に思いがけない出会いが…。
田舎町の書店の心温まる奇跡。
PHP研究所 1,728円
『コンビニたそがれ堂』
駅前商店街のはずれに、
夕暮れになるとあらわれる
不思議なコンビニ『たそがれ堂』。
大事な探しものがある人は、
必ずここで見つけられるという。
戸惑いや痛みを受け止める、
温かな5つの物語。
ポプラ社 1,296円
『その本の物語 上』
病院のベッドで眠り続ける沙綾のために
朗読を続ける南波。
それは2人が子どもの頃に好きだった魔女の子ルルーのお話だった。
今を生きる10代の女の子と、
本の中の冒険が響き合う、
遥かなる魂の物語。
上下巻あります。
ポプラ社 1,404円
『ルリユール』
風早の街でひと夏を過ごすことになった中学生の瑠璃は、
クラウディアという不思議な女性と出会う。
彼女は本の修復や造本をするルリユール職人。
どんなに傷んだ本でも元通りにできるという。
その手伝いをするうちに、
瑠璃のなかに秘められていた悲しみも修復されていく。
本を愛するひとたちの美しく不思議な物語。
ポプラ社 734円
『花咲家の人々』
風早の街で戦前から続く老舗の花屋「千草苑」。
経営者一族の花咲家は、先祖代々植物と会話ができる
魔法のような力を持っている。
併設されたカフェで働く美人の長姉、茉莉亜。
能力の存在は認めるも現実主義な次姉、りら子。
魔法は使えないけれども読書好きで夢見がちな末弟、桂。
三人はそれぞれに悩みつつも
周囲の優しさに包まれ成長していく。
徳間書店 679円