ベストセレクション
【森下典子さん特集】
樹木希林さん・黒木華・多部未華子さんが主演の映画
「日日是好日」の原作者 森下典子さんの作品をご紹介します。
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日日是好日
「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
お茶を習い始めて二十五年。
就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。
失恋、父の死という悲しみのなかで、
気がつけば、そばに「お茶」があった。
がんじがらめの決まりごとの向こうに、
やがて見えてきた自由。
「ここにいるだけでよい」という心の安息。
雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる…
季節を五感で味わう歓びとともに、
「いま、生きている!」
その感動を鮮やかに綴る。
新潮社 594円
こいしいたべもの
母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。
父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。
遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング…。
味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、
胸いっぱいになった事はありませんか?
優しい視点でユーモアたっぷり、
胸にホロリとくる22品の美味しいカラーイラストエッセイ。
文藝春秋 756円
いとしいたべもの
できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、
あつあつの鯛焼きの香ばしい香り…一口食べた瞬間、
心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が甦る―
だれもが覚えのある体験を、
ユーモアに満ちた視点と、心あたたまる絵でお届けする
23品のおいしいエッセイ集。
文藝春秋 778円
猫といっしょにいるだけで
五十代、独身、母と二人暮らし。
仕事のスランプで切羽詰まる日々だった。
訪れた神社で「しあわせをください」とつぶやいた翌日、
庭の白木蓮の切り株に、彼らは舞い降りた。
「猫は嫌いだし、生き物は飼わない」と決めていたが、
愛護協会や保健所も頼れない…。
やがて始まるにぎやかで、穏やかな日常。
笑って泣ける猫日和!
新潮社 637円